大聖坊とは
山伏と精進料理の里、出羽三山手向地区の宿坊大聖坊。
山伏と精進料理の里、出羽三山。ここは、西の伊勢参りに対して東の奥参りと並び称される東日本を代表する聖地で、神仏習合・山岳信仰といった古くからの日本の精神性が色濃く残っています。
出羽三山の一峰・羽黒山の麓には、参拝者が滞在できるよう、参拝・宿泊施設である宿坊が立ち並ぶ手向地区があります。
大聖坊は、ここ手向地区で400年続く歴史ある宿坊で、羽黒山伏最高位である松聖・星野文紘が十三代目当主を務めます。
元々宿坊は、特定の地域から所縁のある参拝者“講”を受け入れる役割が大きい宿であり、大聖坊も代々福島県相馬地区などの参拝者を受け入れてきました。そのため、一般の来訪者の宿泊は限られていましたが、近年日本なりの自然との共生のあり方、精神的な基盤の必要性などを求める来訪者が増加し、今までとは違う新たな“講”の様な形も出来上がりつつあります。
現代の必要とされていることに応えるべく、大聖坊では宿坊独自で山伏修行を始め、
今では新たな山伏達が育ち、集う場となっております。